7月からTBSで始まった佐藤浩市主演のドラマ「官僚たちの夏」。共演者の方も堺雅人、高橋克実、、佐野史郎、西村雅彦、杉本哲太、吹石一恵、長塚京三、高橋克典、船越英一郎、北大路欣也など豪華で、その他にも蟹江敬三、市毛良枝等、毎回ゲスト出演者も大物俳優をそろえる力作です。

 原作は、作家・城山三郎が1975年に書き下ろしたもので、現在は文庫版がアマゾンの上位にランクインしています。

 内容的には、敗戦後の昭和30年代の通産官僚と産業界の奮闘を描いたもので、「ミスター通産省」と呼ばれた男・風越(佐藤浩市)を中心とする国内産業の保護を訴える「保護派」と片山(高橋克典)を中心とする自由貿易を理想とする「国際派」の攻防を描いたもの。

 ちょっと官僚をよく描き過ぎな気はしますが(最近、叩かれっ放しの官僚なので、よけいにイメージアップの為の施策と思ってしまうのは、深読み?)、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を彷彿とさせるビジュアルも当時の風俗等も含めてよく描かれているのではないかと思います。(その時代には、まだ生まれていなかったので、どこまで厳密に再現されているかは判断できないのですが、今まで見てきたドキュメンタリ等と比べてもそんなに違和感はありませんでした)

 ドラマを通して、高度経済成長時代の力強さや、活気も伝わってきました。それとともに、最近の政治家に大物がいなくなったのかなぁ~とも感じられました。

 コブクロの主題歌「STAY」も、ドラマにマッチしていていい感じです。

 時代背景が違うとはいえ、善し悪しは別にして、自分の仕事にあれだけ情熱を持てるのはうらやましいと率直に思いました。(現在は、省益あって国益なしと言われて久しいですが...)

 同じTBSのがっちりマンデー!!で、経済産業省の仕事ぶりの取材(省内の映像)がTV初公開されたのは、偶然ではないでしょうね!(タイアップ?)ニコニコ

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今日のひと言:「自分の仕事に誇りと情熱を持てる人生をすすめ!」